乳がん看護認定看護師
乳がんは、女性の臓器別がん罹患率第1位であり、多様な役割を担っている壮年期にピークを迎え、今後もその数は増加すると予想されています。乳がんの治療は選択肢が多く、治療期間も10年以上と長いことが特徴です。
患者さんは、病状が変化する度、治療に関する意思決定が必要となります。その際、患者さんが一人で悩みを抱え込むことのないように、混乱した気持ちを整理できるようお手伝いしながら、ライフスタイルや価値観、日常で大切にしていることを導き、ご自身の持つ力で納得のいく選択ができるように支援することを心がけています。
また、多くの役割を担っている患者さんにとって、社会や家庭における悩みや迷いも多く、「その人らしく、より良い日常生活を過ごすこと」を目指し、副作用対策や外見のケア、遺伝や妊孕性、子どもに関する悩みも共に考えながら、多職種で連携し継続した支援を行っています。