クリティカルケア認定看護師
集学治療病棟では、急性期にある患者の緊急度や重症度を臨床推論から正確に判断し、医学的視点と看護の視点双方からフィジカルアセスメントを行いCareとCureを行うことで重篤化の回避・合併症の予防を行っています。また、集学治療病棟に入室した多くの患者・家族は不安感を募らせており、心理・社会的状況をアセスメントし、心理的なサポートも行っています。
近年では、多職種カンファレンスの重要性が示唆されており、当院でも2020年度からベッドサイドでの多職種カンファレンスを通じて多角的視点で患者状態を協議し、急性期からの早期回復支援に注力しています。「早期社会復帰」をスローガンに切れ目のないシームレスなケアを目指して2015年度からはQuality indicatorを活用した看護実践の可視化を行い、看護の質の担保を行っています。
また、院内の看護師の看護実践能力向上のため、集中ケア院内認定看護師コースによるスタッフの育成や集中治療認証看護師(ICRN、ICRN-K)育成のための学習支援やサポートを行い、スタッフの経験年数に左右されることなく常に質の高い一定水準のCareが提供できるように後進の育成にも精力的に取り組んでいます。